夏場の高温多湿な時期には、建物に設置された低圧進相コンデンサ内の絶縁材料が劣化して発熱をおこし、危険な状態となります。
特に昭和50年以前に製造された低圧進相コンデンサは保安装置が設計されておらず、経年劣化により火災に至る危険性があります。
1 設置場所は配電盤だけではなく、電気機器の近くに設置されている場合もあります。
また、機器ごとに設置されている場合もありますので十分注意してください。
※コンデンサ容器自体が不自然に膨張してしまっているものは大変危険な状態です!
2 コンデンサ内の絶縁体が劣化すると、内圧が上昇、容器が膨張し、コンデンサ内部から
可燃性ガスが噴出します。
3 コンデンサ内の小さな火花等から簡単に発火し、火災となります。
低圧進相コンデンサを使用されている店舗や作業所を所有しておられる方は、再度コンデンサの製造年月日を確認してください。
昭和50年以前に製造されているコンデンサを使用していると判明した場合は、次の①~③のことを行ってください。
① すぐに機器の使用を止め、メインブレーカーを切り、低圧進相コンデンサに電圧がかからないようにしてください。
② 早急に専門業者に保安装置の付いた新しいコンデンサへの交換を依頼してください。(有料)
③ 交換後は、概ね10年経過するごとに専門業者による点検を受け、計画的にコンデンサの交換を行ってください。
豊岡市消防本部豊岡消防署調査係
電話: 0796-24-8039
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