建築物の大規模化・複雑化等に伴って、消防法に基づいた指導を行う予防業務も高度化・専門化してきました。
消防力の整備指針では、これら予防業務を的確に行うための高度な知識、技術を有する「予防技術資格者」を消防本部に配置することとしており、制度としては平成17年から始まりました。
予防技術資格者になるためには、予防技術検定に合格したうえで実務経験2年以上など一定の要件が必要ですが、既に10名以上が試験に合格しており、検定合格者に対する認定証の交付、また2024年度に予防技術資格者章(バッジ)を製作しましたので、予防技術資格者として認定をした職員に章(バッジ)を貸与いたしました。
予防技術資格者認定式(金色)
予防技術資格者章(金色)貸与式
予防技術資格者章貸与式(銅色)
予防技術資格者には3種類の「専門員」があり、当本部は15名以上を認定しています。
立入検査を行い防火管理指導や違反是正指導を行う専門員を「防火査察専門員」、消防同意事務、消防用設備等に関する指導を行う専門員を「消防用設備等専門員」、危険物の貯蔵、取扱いの指導を行う専門員を「危険物専門員」と言います。
各専門員は、多様化する建築物、危険物施設に対応する高度な知識を持ち、火災予防のために、消防署での書類指導をはじめ建築物、危険物施設に出向き防火の指導を行いますが、専門員の証として「章(バッジ)」を着用し防火指導にあたります。
金色(防火査察専門員・消防用設備等専門員・危険物専門員)
銀色(防火査察専門員・消防用設備等専門員・危険物専門員のうちいずれか2種類の資格を持つ職員)
銅色(防火査察専門員・消防用設備等専門員・危険物専門員のうちいずれか1種類の資格を持つ職員)