近年、城崎温泉を訪れる外国人観光客が増加している中、今後さらに救急需要の増加が予想されます。救急現場において、傷病者の情報を得るためにコミュニケーションは必要不可欠です。
平成30年9月20日(木) 城崎分署では、外国人とのコミュニケーション能力の向上を目的に第3回目となる英会話研修を実施しました。
国際交流員の2人を講師として招き、指導していただきました。
慌てている外国人を落ち着かせて、発生場所の特定、傷病者のケガ、訴えなどを聞きとります。
Do not worry. 心配しないでください。
Please calm down. 落ち着いてください。
Where did it happen? どこで起こりましたか。
Are you conscious? 意識はありますか。
I am going to take your pulse, okay? 今から脈拍をとります。
2人1組で英会話レッスン
研修で学んだ英会話を使い、救急隊長が展示しました。
展示①ケガをした外国人のいる場所を特定する。 展示②傷病者に接触し、どこが苦しいのか状態を聞き、
脈拍を測定する。
城崎分署は外国人観光客が多いため、スマートフォンの多言語音声翻訳アプリが救急車に配備されています。
聞き取りにくい長文もアプリで正しく翻訳できていたため非常に役に立つツールであることを再認識しました。
外国人の傷病者は言葉が通じない分不安だと思うので、相手の気持ちを考えて落ち着かせることが大切だと感じました。英語で会話できればよいですが、話せなくても身振り手振りなどボディランゲージで伝えることもできます。最も重要なのは積極的にコミュニケーションをとろうとする気持ちだと感じました。
豊岡市消防本部では、観光客の方々にも安心して訪れることのできる街を目指していきます。
豊岡市消防本部城崎分署
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