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現在、豊岡市では「小さな世界都市」の実現を目指しています。
本市、城崎温泉を訪れる外国人観光客は、年々増加しており、昨年は延べ約4万人の外国人が城崎町内に宿泊、その中で外国人観光客の救急事案も発生しています。
平成29年6月23日、城崎分署において、豊岡市環境経済部大交流課のモーガン氏(カナダ出身)を講師に招き、外国人観光客へのコミュニケーション能力の向上を目指し、第2回英会話研修を実施しました。
中学生レベルの日常的な英語を使い、挨拶、自己紹介から始まり、救急現場で使える英会話について研修を実施しました。
研修中は、原則日本語の使用は禁止です!
自己紹介から始まり。
救急現場での情報収集に役立つ質問の仕方などを学びました。
・My name is 〇〇. 私の名前は〇〇です。
・ I'm a Toyooka city Paramedic (Fire fighter) here to help you. 私は豊岡市の救急救命士(消防士)です、あなたを手助けするためここに来ました。
・Can you ~? ~できますか?
・Does your ~ hurt ? ~が痛いですか?
・Can you move your arm? 腕を動かすことができますか?
2人1組となり、英語で自己紹介や質問をしあいました。
講師のモーガン氏が傷病者役となり、シミュレーション訓練を実施しました。
想定①:外国人旅行客が食事後に呼吸苦を訴えた。(魚介アレルギーによるアナフィラキシー)
学んだ英会話を活用しながら、傷病者から情報を収集して対応します。
想定②:外国人旅行客の意識状態が悪い。(飲酒後、頭部を打撲した)
想定②では、学んだことを活用しながら、聞き取れない英文、単語は救急車に新たに配備された、スマートフォンの翻訳アプリを使用しました。
分からない英単語で答えられた時も翻訳アプリを使えば、会話できました。
多言語音声翻訳アプリ:文字入力や定型分、音声入力で多言語に翻訳可能なアプリ(救急に特化した定型分が登録された翻訳アプリも配備されています。)
スマートフォンの翻訳アプリも多言語に対応できるため、使用方法によっては重要なコミュニケーションツールになることが分かりました。
英会話や単語も、もちろん重要ですが同じ単語を使っても、口調の強さや言い方など声のトーンやボディランゲージにも気を配り、外国人であることに躊躇せず、コミュニケーションをとろうとする努力が重要だと感じました。
これからも、豊岡市消防本部では観光客の方々にも、安全安心な小さな世界都市を目指していきます。
豊岡市消防本部城崎分署
電話: 0796-32-0119
ファックス: 0796-32-4462
電話番号のかけ間違いにご注意ください!