今回で第27回目となる但馬地区消防本部救助合同訓練を平成29年6月14日(水)に当消防本部訓練施設において開催しました。
この合同訓練は、毎年夏に行われる「消防救助技術近畿地区指導会」及び「全国消防救助技術大会」に向け、但馬地区消防本部のより一層の救助技術の向上と、救助隊員の交流を図ることを目的としています。
今年は但馬地区の3消防本部(南但消防本部・美方広域消防本部・豊岡市消防本部)に加え、丹波市消防本部及び豊岡市近隣の京都府下3消防本部(京丹後市消防本部・宮津与謝消防組合消防本部・綾部市消防本部)からも参加していただき、より充実した合同訓練を開催することが出来ました。
地上で自分の体に命綱を作成した後、垂直はしごを15メートル登る訓練です。
16名の隊員が参加しました。
登はん者と補助者が2人1組で協力し、器具を使わずに垂下されたロープを15メートル登る訓練です。
7チーム(14名)が参加しました。
建物の間に水平に張られたロープ20メートル(往復40メートル)を、往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過で行う訓練です。
9名の隊員が参加しました。
・セーラー渡過は、水兵が用いた渡り方に由来したもので、ロープに乗るバランス力と腕力が必要とされる渡り方です。
・モンキー渡過は、猿が渡過するような姿に由来したもので、上を向いているために体を支える腹筋力と腕力が必要とされる渡り方です。
3人1組(要救助者を含む)で行い、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道(トンネル)内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、2人で安全地点まで搬送する訓練です。
6チーム(18名)が参加しました。
今年で第46回を迎える消防救助技術近畿地区指導会は、平成29年7月22日(土)に三木市の兵庫県広域防災センターで開催されます。
この大会において、上位に入賞した隊員は同年8月23日(水)に宮城県で開催される第46回全国消防救助技術大会に近畿地区の代表として出場することが出来ます。
豊岡市消防本部からも12名の隊員が出場し全国大会を目指します。
豊岡市消防本部豊岡消防署救助係
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