阪神・淡路大震災で火災原因として注目された電気による火災は、電気機器が転倒するなどして火災に至った事例や、送電を復旧させたために被災した家屋の電気機器が作動し火災に至る事例が報告されました。
この事例は東日本大震災でも報告され、今後予想されている南海トラフ地震や北但大震災でも十分おこりうる可能性があります。震災では様々な原因で消火が困難となります。火災を起こさないためにもこの「感震ブレーカー」を設置しましょう。
感震ブレーカーとは、設定された震度以上のゆれを感知すると電気を遮断するものです。設置場所、揺れの感知の仕方や遮断方法など様々なタイプの機器が販売されていますが、主に建物全部の電気を遮断する分電盤に取付けるタイプや電気ストーブ等の機器を個別に遮断するコンセントタイプがあります。ご家庭の状況に合わせてお選びください。
・設置は正しく取付けること、また電気工事などで資格が必要な場合は自分で取付けず必ず電気店などに依頼しましょう。
・即時遮断するものや一定時間後に遮断するもの、全部を遮断するものや個別に遮断するものがあります。ご家庭にあった機器を選びましょう。
・避難の際に明かりがなく真っ暗な状態になることが予想されます。懐中電灯などを備えましょう。
・突然の遮断で機器に異常をきたさないか、在宅介護医療機器などで使用者に問題はないかなどをご確認のうえ設置しましょう。
内閣府の関連ページ
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/index.html
経済産業省の関連ページ
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2015/10/270105-1.html
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感震ブレーカーのリーフレット
感震ブレーカーのリーフレット(PDF)
感震ブレーカーの資料
感震ブレーカーの資料