消防救助技術近畿地区指導会は、兵庫県下及び大阪府下の選抜された救助隊員が
日頃練磨した救助技術を披露し、併せて救助技術の向上を図り、消防救助活動を通じ
て住民の負託に応えることを目的としています。
本年も平成21年7月25日に大阪市消防学校(東大阪市)で開催されます第38回消
防救助技術近畿地区指導会に参加するため、豊岡市消防本部では11名の若き救助隊
員が日々訓練に励んでます。
豊岡市消防本部からは、「ロープブリッジ渡過(とか)」「ロープ応用登はん(とはん)」「はしご登はん(とはん)」「ほふく救出」
の計4種目に出場します。
ロープブリッジ渡過 標準所要時間 28秒
水平に展張した20メートルのロープを、往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過し、
その安全確実性と所要時間を評価します。ロープ渡過の基本的な訓練です。
セーラー渡過は、別名「水兵渡り」とも言われ、水兵が用いたことからこの名があ
ります。ロープの上に身体を乗せ、前方を見ながら両手でロープをつかみ、引い
て渡る方法です。
モンキー渡過は、渡る時の格好が猿に似ているところからこの名があります。ロープ
に両手両足でぶら下がり、手足を交互に掛けながら渡る方法です。
ロープ応用登はん 標準所要時間 16秒
登はん者が訓練塔の手前2メートルからスタートし、地上高15メートルの到達点まで器具を
使わずにロープのみで登り、その安全確実性と所要時間を評価します。足をロープに固定
させながら登るので、素早く登ることができます。
はしご登はん 標準所要時間 24秒
訓練塔前5メートルの位置からスタートし、自己確保の結索を行った後、垂直はしごを
15メートル登はんし、その安全確実性と所要時間を評価します。災害建物への進入
など、消防活動には欠かせない訓練です。
ほふく救出 標準所要時間 1分10秒
3人(要救助者を含む)1組で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内を
検索し、要救助者を屋外に救出した後、2人が協力して安全地帯まで搬送するまでの
安全確実性と所要時間を評価します。ビルや地下街などで煙に巻かれた人を救出する
ための訓練です。
第38回消防救助技術近畿地区指導会出場に伴う壮行会、並びに署内公開訓練を下記
のとおり実施します。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
日 時 平成21年7月17日(金)
壮行会 10時30分~10時40分
公開訓練 10時40分~11時00分
場 所 豊岡市消防本部庁舎中庭訓練場
その他 雨天により訓練が実施できない場合は、壮行会のみ実施します。
※公開訓練の予備日は設定しません。
第38回消防救助技術近畿地区指導会会場内において、レスキューカーニバルが
同時開催されます。ぜひ、ご家族でお越しください。
日 時 平成21年7月25日(土) 10:00~16:00(少雨決行)
場 所 大阪市消防学校 東大阪市三島2-5-43
豊岡市消防本部豊岡消防署救助係
電話: 0796-24-8088
ファックス: 0796-24-1278
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
E-mail: shobo-keibo@city.toyooka.lg.jp