厚生労働省の調査では入浴中の推計事故死者数は年間約1万9,000人にのぼり、交通事故による死者数の約4倍です。
入浴中の死亡事故は12月~2月が全体の5割を占めており、寒い時期に多く発生しています。
また、死者数の9割が65歳以上の高齢者となっており、特に注意が必要です。
その原因のひとつに『ヒートショック』があります。
ヒートショックとは、急激な温度の変化により血圧が大きく変動しておこる健康被害のことをいいます。
特に真冬の寒い脱衣所にいると寒冷刺激によって血圧が急上昇します。そこから熱い湯に浸かると血管が拡張し、今度は血圧が急降下します。
この血圧の上下により、失神や心筋梗塞などを発症する危険が高くなります。
ヒートショックを予防するには、急激な温度変化を防ぐことが重要です。
具体的な対策としては、以下のようなことが挙げられます。
まだまだ寒い日が続いており、ヒートショックが起こりやすい時期です。
入浴中に限らず、トイレなど家の中でも寒暖差の大きい場所では注意が必要です。
しっかりと対策をしてヒートショックを未然に防ぎましょう!
豊岡市消防本部城崎分署
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