1.17を忘れない!!
6,400 名を超える人々の尊い命を奪い、甚大なる被害をもたらした阪神淡路大震災。今年で15年の月日が経ちました。
阪神地区の街並みは、今では元気な姿を取り戻し、当時を忘れさせるような活気ある大都市に復旧しています。
しかし、被害にあわれた人々の心には未だ大きな傷跡を残しています。
私たちの住むこの豊岡市も、いつそのような大地震が起こるかわかりません。
その時に備え、今年は1.17メモリアルデーに警察・自衛隊・消防団など、大地震の際、協力が不可欠である各関係機関、また地域住民の方々も参加した大規模な震災総合訓練を実施しました。
実災害さながらの訓練に臨みます。
「キャー!」「助けてー!」という悲鳴が飛び交い、但東町は崩壊寸前!大パニックです。
地震を覚知し直ちに緊急災害対策本部設置。被害状況等の情報収集及び出動隊の編成などを協議します。
地域住民一致団結し、バケツリレーを行いました。
消防本部・消防団・警察・自衛隊等、各関係機関が現場到着
救助隊以外にも、豊岡病院医療チーム・水道復旧隊・NTT隊・車両撤去隊・物資搬送隊といったさまざまなチームが、協力し人命救助を実施します。誰一人欠けても、救える命が奪われます。訓練を通じ、連携を密にし素早い対応が要求される災害現場、多くの方でつなぐ「救命のタスキ」を一つ一つ繋げることができました。
現場到着!直ちに、現場指揮本部を設置し各隊の統制を!
救出活動開始!
瓦礫に埋まった被災者のかすかな声・物音を聞き分け、高度救助資機材を駆使し、捜索開始
「必ず救出します!」
要救助者の位置確認
救出作業開始
「今、救出します。待っていてください!」
救出完了!
「わかりますか?」「今から病院へ搬送します!もう大丈夫安心してください!」
救急隊へ救命のタスキを渡します!
こちらも、救出完了
警察隊と協力し、1名救出
DMAT隊へ引き継ぎ
救助された人の中から、より緊急性を要する人の観察を行います。
時間の経過による、容体変化などを見極めます。
兵庫県消防防災航空隊到着。
上空約30mの高さから一気に降下!孤立し、避難できない住民を一瞬で救出搬送します。
被災者の救出完了後、消防団による一斉放水を開始
地震により発生した火災を一気に鎮圧します。
一斉放水開始!
救出完了しました。
「任務完了!!わかれ!!」
今回訓練を行い、各関係機関との連携、震災に備えての心構えがより一層強化されました。
あの、悲惨な出来事は決して忘れてはいけません。
今後も、日々訓練を重ねていき、いつ起こりうるかわからない大災害に対応できる「災害につよい町、豊岡市」をめざし、地域住民の安全安心を守っていきます。