緊急消防援助隊救助指定隊員訓練
[2018年5月25日]
1 日 時 平成30年5月22日(火) 9時30分~12時00分
2 場 所 豊岡市消防本部 訓練場
3 訓練内容 瓦礫(がれき)災害における『リフティング・クリビング・ムービング訓練』
倒壊建物等の重量物が堆積する「瓦礫(がれき)現場」において、他に進入する経路等がない場合に障害物となる重量物を安定化・除去する救助技術をリフティング(持ち上げ)・クリビング(安定化)・ムービング(移動・除去)といいます。
災害初期段階では、特に要救助者の生命兆候を慎重に確認する必要があり、大きなエネルギーを使った重機での活動は、要救助者へ2次的ダメージを与える恐れがあることが考えられます。そのため、今回の訓練では、人力で行える効率的かつ効果的な救助技術として考案された、この「リフティング・クリビング・ムービング」という瓦礫(がれき)現場での救助技術の習得を目的に訓練を実施しました。
震災等における災害において、倒壊した建物の下敷きや取り残されにより命を落とすケースが、未だ世界各地で発生しています。そのような災害現場で、一刻も早く要救助者を発見し救出できるよう、新しい救助知識と技術を取り入れ、日々訓練を繰り返し実災害に備えていきます。